イラストレーターなかまさゆみです。いつもパソコンで絵を描いたりデザインをしております。
仕事でしているとはいえ、こんなお悩みの方のご相談がよくあります。
商品の画像加工みたいなものをしてみたいけど、合成はパソコンじゃないとできないんですか?
それから書いた文字や絵は大きいスキャナーを使わないと綺麗に読み込めないですよね?
フォトショップとか持ってないんですけどおすすめの画像加工アプリありますか?
最近は無料で「そんなことまでできるの!?」っていうアプリがたくさんあります!
お悩み解決できそうなアプリ紹介しますね〜!
今回は『ジャグアタトゥー』や『タトゥーシール』を人体に実際に施術したような完成画像を作る!
という内容を想定した画像合成の方法をお伝えします。
これを覚えれば手書きの文字や印鑑をPDFの請求書や電子署名などに合成することもできます。
毎年入力が必要な書類を文字情報として残しておくのにも便利です。
あると便利なものに記載したスマホペンは100円ショップなどにあるタッチペンです。
無くても大丈夫です。透明の円盤が付いたものや、ペン先の太いものなど様々ですが、細かな絵を描きたい人は円盤のついたものがおすすめです。
高いものは感度が付いていて先に強弱をつけることができるものも存在し3,000円~10,000円くらいです。スマホやタブレットで絵を書きたい時、より細かい作業になってくると指でやるときよりも格段にミスが減ります。
スマホペンは必要ですか?
直接絵を書き込みたい時に使ったり細かい操作が苦手ならおすすめなくらいで、今回絶対いるというわけではないので無理に買う必要はないです!
このあと説明する<1>は使わず<2>で紹介するペイントソフトなどで直接絵や字をかき込みしたい時はおすすめです!
<1>描いた絵をスキャナーする
普通のカメラアプリで撮影した写真でももちろん大丈夫なのですが、今回は「人物にジャグアアートやタトゥイラストを合成する」ということなのでより白黒線がハッキリしたもののほうが格段に作業効率が楽になります。
①『CamScanner』を起動します。
画像更新当時クリスマスの時期が近いので可愛いアイコンになっていました。かわゆ。
起動したら下部にあるカメラボタンを押してください。
②[シングル撮影]でスキャンしたい画像を撮影します。
対象はなるべく真っ直ぐに取ることがコツですが、このカメラスキャナーは角度も後から調整できるのでとりあえずシンプルに撮影してみてください。
撮影が終わると画像に八ヶ所白い○が出た画面に切り変わります。
③白い○を指で調整して画像の「角」と「辺」に当たる位置を調整してください。調整ができたら右下の✔[チェック]を押します。
画像が読み込まれスキャナは完了します。
④自動で[Magic]が選択されていると思いますが、これが基本スキャンなのでこのまま✔[チェック]を押します。
⑤画面が切り替わったあとは、スマホにまだ画像が保存されていないので、[・・・](もっと)と書いてある部分をタップします。
⑥[・・・](もっと)をタップすると[アルバムへ]というボタンがあるのでこちらを選択してください。
これにて保存がされましたので端末の画像やアルバム一覧を確認してください。
画像保存したら、画像アプリかアルバムから余分な所をトリミングしておくのがおすすめです。
<2>絵と写真を合成する
①『MediBang Paint』を起動します。
無料ユーザーは起動画面に広告やらが出てきますので✖で閉じたりパスしてください。
②画像の画面になったら[マイギャラリー]を選択してください。
③赤丸の部分を選択し、[選択してインポート]を選択します。
インポートとは読み込むこと
エクスポートは出力・保存することです。
最近のアプリや便利ツールはこの言葉がよく出てきます。
④自分のスマホの端末に保存されている画像が一覧で出ます。
合成したい画像を選択してください。
今回は「肌にタトゥーを入れたような合成画像」を作るので手の写真を用意しました。無料写真ACや他素材サイトよりDLしても良いですし自分の写真などでも大丈夫です。
読み込んだ画像がキャンバス(絵を描くところ)に表示されます。
⑤線画抽出しないを選んで下さい。
線画抽出とは:
読み込んだ画像の線と背景を自動で認識し、線画(塗り絵の主線のようなもの)を自動で抽出してくれます。読み込んだあと明度などを調整が可能です。メディバンペイントの機能の一つです。
⑥画面赤丸の[レイヤー]を選択。
レイヤーとは:
階層のことで絵のパーツを透明な紙に分けて描くようなものです。
レイヤー1に線を描き、色を分けて塗るためにレイヤー2、レイヤー3など重ねることのできる別紙に書くようなイメージになります。レイヤー分け、レイヤーごとに・・などよく言われる名前はこの部分です。
このような画面が出てきます。
⑦赤丸で囲っている[+]を押して、[画像を選択して追加]を押して下さい。
⑧先程<1>でスキャンした画像または合成をしたい画像を選択します。
⑨特に変更を加えず右上にある[完了]を押して下さい。
ここで次も[線画抽出をしない]を選択してください。
レイヤー2に画像が追加されました。
今レイヤー1の画像の上にレイヤー2という画像が重なっている状態です。
⑩レイヤー2をタップして画像のように青い選択になった状態で右上の②の部分を選択してください。
ここではレイヤー2(画像のきのこのイラスト)に対して加工を加える作業をする為にレイヤー2を選択しました。
⑪通常から[乗算]へスクロールして[完了]を押します。
すると、白の部分だけなくなり黒い線が残ります。完了を押すと元の画面に戻ります。
これで「レイヤー2の画像は乗算という描画モードにしてある」状態になります。
乗算とは:
加工方法の一種で色が明るいものほど透明になり、色が暗いものほど絵として残るという性質があります。「白色」はテレビやパソコンやスマホの画面で最も明るい色になるため乗算すると透明になります。
(なのでここに線を描いたりすると全部乗算になって下の絵に影響されます)
⑫次に[選択ツール]を選んび[全てを選択]を選びます。
⑬画像のように画面のフチが点々になったら[変形ツール]を選択。
⑭画面が切り替わるので赤丸の[自由変形]を選択。
画像のフチにある□を指で押しながらスライドすると大きさが拡大縮小できます。
⑮小さくしてサイズが調整できたら、写真の外の灰色の部分を長押ししつつ、回転したい方向に回したりして調整してください。
⑯自分の希望する位置やサイズになったら右上の完了ボタンを押します。
加工は以上で終了です。
⑰保存をするために左下三本線のメニューを開きます。
⑱png/jpg形式でエクスポートを選択
PNG画像かJPG画像で保存するか選んで下さい。
⑲画像を保存を押すとiPhoneの場合アルバムに保存されます。
この画像をLINEに送ったり、TwitterやGmailに送ったりする場合は、選択肢の中にでてくるアプリのアイコンを押すと、それぞれの目的に沿ったアイコンを選ぶことでどこに送信するか実行できます。
⑳保存が完了すると画面にこのようなものがでます。これで完了です。
また、途中保存をしたい場合は、先程の三本線メニューを開き[新規保存]を選んで[端末に新規保存]を選択するとアプリの中のデータにレイヤーまるごと保存されますのでいつでも再開できます。
再開するときはアプリトップ画面の[マイギャラリー]から開くことができますよ!
もしもウッカリ保存をしていなくてアプリを閉じてしまった!そんな場合でも、メディバンペイントは定期的に自動保存を実行してくれているので、次回アプリを開いた際にこのような復帰確認画面が出てきます!優秀〜!
いかがでしょうか?使っていて困った部分やわからないことがあれば気軽に聞いてくださいね!
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